Coleman ツーバーナーをケロシン化するには、バーナーリングを追加で波板2枚、平板1枚追加し燃料の吹き出し面積を増やすだけなのです。
私の場合メインバーナーの為に、足りない波板、平板をサブバーナーから移植しました。
以前改造した時はメインバーナーに組み合わされている最下部にある幅広の板をそのまま使用していたのですが、その板を付けていると不完全燃焼になり、燃焼しきれなかった灯油が溜まり、使用出来なくなるようです。
今回幅広の板はサブバーナーに回ってもらい幅広板なして運用すると、うまく燃焼してくれています。
灯油化ツーバーナーの使い方
①通常通りポンピング抵抗を感じるまで40回ほど。
②ガスバーナーにて30秒から1分ジェネレーター部から、気化燃料が通過する部分を十分に加熱する。ここが1番重要!
③濃度調整レバーは下斜め45度固定にて、火力レバーを開きます。十分に加熱出来ていればすぐに青火、少し足りなければ赤火になるが20秒ほどで青火になる。追加ポンピングにて圧力は強めの方が良い。
以上。幅広板を無くしたおかげかメイン部分の火力は十分すぎるほど、そのかわりサブバーナー使用時はサブは極弱火のみしか出来ません。
ケロシン化のデメリット
ガスバーナーでの予熱が必然、これが1番大きい
共通のデメリットでもあるが消火時に、ガス化した燃料が臭い。これの対策は消火後燃料ボトル、ジェネレーターこど外し、ジェネレーターを上向に起き、ガス化燃料がタバコの煙のように暫く出てくるのですかさずライターで火をつけます。
燃料ガスが噴出している間は蝋燭のように燃焼してくれるので匂いは幾分マシになります。
ケロシン化のメリット
やはり灯油なので燃料代が安い。ガソリンが使えるモデルもありますが灯油はガソリンの三分のニほどの値段かと思います。
アウトドアに限らず家でのメインバーナーとしての使用もプロパンよりも安くもしかすると都市ガスよりも経済的かとも思います。
燃費も良く灯油では強火運用にて、1.6リットルタンクいっぱいで6時間ほどは使用可能
燃料別エネルギー比較
電気 1kWh=3.6MJ=860.4kcal 1kW29円として 8.1円/MJ
都市ガス 1立米=46MJ=10986kcal 150円/立米として 3.3円/MJ
プロパン 1立米=104MJ=24856kcal 450円/立米として 4.3円/MJ
灯油 1ℓ=37MJ=8843kcal 90円/ℓとして 2.4円/MJ
IHの場合90%以上つたわるがガスコンロの場合30%や60%メーカーの思惑により曖昧な答えが載っている
ちなみに薪一束7キロ300円とすれば
2キロ=9000kcal 熱量的には灯油1リットルとそう変わらないので灯油は優秀だと思う
湯沸かし実験
水温10度水7リットル入りのヤカンを沸騰火力はコールマンツーバーナーツマミ一周と45度と少し50度くらいまで回しました実験スタート時の火力の感じです
15分後62度加温の72℃
22分後に沸騰しました。
実験終了時の火力です。本体も温まりきってるからなのか、火力つまみの位置は同じなのに火力は増しているように見えます。
燃料使用後、使用前を比較すると92グラム使用
灯油の比重は0.8なので115cc使用
1リットル90円なら10.35円 熱量は4.225MJ 1016kcal
水7ℓを90度加温で7000×90=630000cal 1016000Cal燃焼して630000calが加温に使われたので伝わったエネルギーは62%となる コンロでステンレス製ヤカンを沸かす場合の効率は62%
ただコールマンツーバーナーの場合燃料代の安い灯油が使用出来ることになります。
IHで比較すると
7リットルヤカン1000wにて1時間10分沸騰までにかかるので32円くらい電気代がかるので効率がいくら良くても灯油が優秀ということになります。
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